家主が亡くなって5年放置された家が危険な状態・・

元々は高齢のお婆さんが1人で住んでいて、年齢のせいもあったのか病気で亡くなってしまいました。それからは完全な空き家となり、身内がいるものの全く何もせず放置されてしまった為、雑草は伸び放題でまるで幽霊屋敷のように・・。

 

人が住まない家はこんなに荒廃していくのか、と言うものを知る事になりました。
その年の冬、この地域は大雪に見舞われ各所で被害が出る程。

 

その空き家も例外では無く、屋根に雪が大量に積もりました。人が居ない家はストーブを焚く事も無く、雪が屋根から落ちず積もる一方。
そして2月、雪の重みでついに屋根が半壊しました。

 

すぐに町内会長が身内の方に連絡しましたが訪れた気配は無し・・。
そのまま5年放置された家は屋根が倒壊しかけ、歩道に落ちる可能性があったので、町内の有志達でコーンを設置し人が入らないように対応しました。危ない部分だけ排除したかったのですが、所有者の許可が必要なので出来なかったのです。川崎市内でも解体費用は馬鹿にならない額が必要と聞きますし。

 

 

今年に入り、そのお婆さんの甥っ子にあたる人がようやく家を見に来ました。話を聞くと身内の誰もこの家に興味が無いんだとか・・。
家が無事解体される事を祈るばかりです。