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こんなはずでは…郊外の陸の孤島マンション

30代の兼業主婦です。同じ年齢の子を持つ、市内のママ友さんのお話です。

彼女は長い事、市の中心駅にごく近い便利な賃貸物件に住んでいたのですが、手狭さに嫌気がさして宇都宮の郊外に家庭用蓄電池のある新築の分譲マンションを購入しました。私たちの町は山がちで、彼女のお家は少し高い部分にあります。非常に眺めがよく、また周辺環境は住宅地に加え、農家さんや緑が多い場所ですが、コンビニが一軒あるだけで陸の孤島とも言えます。

家はハイテク装備を施した省エネ住宅で、高い塀をめぐらせたマンション庭も広々としており、子どもは朝から晩まで外で遊び回れます。公園などに行って他の人や不審者に気をもむこともない…という利点がありました。

ですが子どもが学齢に達すると、通学に多くの時間を取られるようになってしまいました。ここは集団登校などがない地域で、お母さんは毎日お子さんを小学校へ車で送って行くことになりました。その道が同じように車登校の人たちでごったがえすため、小さな渋滞状態もしょっちゅう起こり、かなり早めに家を出ないといけないのです。

いったん帰ってからお母さんは市内へパートへ出ますが、「こうしてみるとガソリン代もかなりかかるし、土地は安かったけれど住むコストが高くついている…」とぼやいておられました。生活スタイルにもよるのですが、子どもの学校や勤め先への距離は、土地マンション選びについてかなりネックになる部分です。