近年、全国的に空き家が増えており、その背景には高齢化社会と核家族化が要因とも言われています。
空き家になってしまう原因は家主をなくしてしまうことです。病気や高齢によって入院を余儀なくされたり、高齢者施設へ入居したことによって、帰る意思があっても帰ることが出来なかったという悲しい背景が空き家にはあります。
以前であれば、家主の子どもなどが家を引き継ぐのが当たり前とされていましたが、核家族化によって同居をしていない家庭も多く、近くに身内がいないなどの理由から家主を失った家は空き家となって放置されてしまうのが現状と言えます。見かねた所有者親族が大阪市でも解体見積したそうです。
空き家になってしまった背景は個々によって異なりますが、空き家が危険視されているのはどの地域でも同じです。不法侵入や犯罪に使用される恐れもあり、空き家の場合は人の出入りが少ないことから、犯罪に使用されても発見が遅れる恐れもあるのです。
空き家があることで犯罪を引き起こす可能性が懸念され、空き家の撤去へと取り組んでいる自治体が増加傾向にあります。